2013年08月17日

8/14~16 びわ湖一周キャンプ

8月14日〜16日で、今年もびわ湖一周キャンプを実施しました。

PENS初年度から毎年実施しているこのキャンプは、
自転車で2泊3日かけてびわ湖を一周します。


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5,6名ごとのグループに分かれ、日本一の湖に挑みます。
今年は3日間通して暑い中での挑戦となりました。

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約200キロを自転車で漕ぎきるこのキャンプでは、毎回いろんなことが起こります。



3日間の行程の中で最も長い距離を行く2日目、約80キロの行程です。

夕方になり、続々他のグループが宿舎に到着する中、
なかなか来ないグループがありました。

お昼ごろからペースが落ち、もう日没が近づいているのに、
この日のゴールから20キロも手前をがんばって走っています。


実はこのグループのA君が、どうしてもペースが上りません。
一生懸命漕いでいるんですが、どうしても遅れていってしまいます。暑い中、心も折れそう。
5,6名でグループを組んで走るので、他のメンバーが元気いっぱいでも前には進めません。


まだまだ元気いっぱいメンバーは、やきもきしています。
グループに2名ずつ付くリーダー(Gリーダー)も、
遅れてしまうA君に、早く行きたい他のメンバーに、どう声をかけていけばいいのか、
迷いながら、試行錯誤です。


結局このグループは、この日のゴールのおよそ8キロ手前でタイムアップ。
最終日は、この場所からのスタートとなりました。
最終日は時間も少ないので、このペースではゴールできません。


タイムアップを伝えたときも、
遅れてしまうA君がグループのはるか後ろに離れてしまっていました。
他のメンバーは、まだまだ元気。

A君を責める子も居ない代わりに、
励ましたり、声をかける子も居ません。

チームとしては、バラバラで何となくみんな居心地が悪そう。


本来のゴール地点であった宿舎まで車で移動します。

車内でB君が教えてくれました。
「○○(リーダー名)が行ける行ける!大丈夫!って言うからゴールできへんねん。」

B君はグループの中でも比較的元気で、すっと先頭を走っていました。

きっと、イライラや悔しさが大きかったのだと思います。
かといってA君を責めることもできない、やさしい子です。
その結果リーダーへ不満をぶつけたんだろうと思います。


「○○(リーダー名)が行ける行ける!大丈夫って言うからゴールできへんねん。」
と、言われたリーダーも悲しい気持ちです。

早く行きたいB君らにどう声をかけたらいいのか、遅れてしまうA君にどう声をかけたらいいのか、
この日ずっと迷って、悩んでいたからです。


みんなゴールしたい。
同じ方向に向っているはずなのに、悲しいことになっています。



B君は、今どんな気持ち?
悔しい。


遅れているA君は、今どんな気持ち?
悔しい。

○○(リーダー)は、今どんな気持ち?
悔しい。


それが確認できるだけで、一気にグループは先に進みました。

じゃあ、遅れているA君が遅れないで、行けるためにはどうしたらいい?
という話になり、



速い人が後ろに行って、絶対に抜かさずに後ろから声をかける!
という作戦を立てました。

最終日は、他のグループよりも早く起きて準備をして出発して、

みごとにびわ湖一周のゴールをしました。

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ここだけの話、
びわ湖一周したからってなんやねん、って話です。

学校の成績があがるわけでもありません。
体力が急に付くわけでもありません。

ただ、びわ湖を自転車で一周しました。というだけです。
それ自体には、価値はありません。


ただ、その過程には、
お子さんにとって一生ものの体験があります。


びわ湖を一周したからすごいのではなく、
その過程で、いろんな葛藤を乗り越えて、チャレンジしてみて、何かに気づき、変わっているから、
すごい。

ゴールしたい。という気持ちに本気で向き合い、
うまくいかない現実に本気で向き合っている姿が、とてもかっこよかったです。




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紹介したグループ以外にも、それぞれいろんなことが起こっていました!
いろんなことを乗り越えた後の笑顔がすがすがしい!

PENS野田(れお)


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